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事例紹介

【介護老人保健施設】株式会社寿恵会 介護付有料老人ホーム ネオ・サミット湯河原(静岡県熱海市)

取材日:2011年1月21日

HAL®導入概要

導入時期 2010年7月
導入理由 入居者アンケートでアクティビティとして導入
HAL®運用チーム ●PT:1名 ●介護福祉士:2名
症例
導入後の変化

●居室数/245室(一般居室185・介護居室30・一人部屋25・二人部屋5)

介護付有料老人ホームで初めてHAL®を導入する

「試してみたい」と入居者総会で導入を決定

海、山、川…そして温泉がある。年間を通じて温暖で明るい湯河原は老後をおだやかに過ごすには恰好のロケーションだ。首都圏への交通便もよく、アクティブに老後を楽しみたい人にも最適。(株)寿恵会が運営する介護付有料老人ホーム「ネオ・サミット湯河原」の入居者のみなさんはそんな豊かな自然とともに、第二の人生を謳歌している。

社長の稲口利典さんは「みなさんに、ゆとり、楽しさ、安全を実感していただける施設を目指しています」と話す。風光明媚な周辺環境、施設・居室、サービス、そして終の住処として安心していつまでも暮らせることをモットーに高いQOL(生活の質)を提供しつづけている。隣接地に病院があるほか、入居後に認知症や要介護状態になって自立生活が困難になった方はケア棟への住み替えもできる。

入居者の満足のために、住生活や食生活等々…詳細な項目に及んで定期的にアンケート調査を行い、その都度ニーズに応える徹底ぶりである。「ロボットスーツHAL®福祉用を導入したのもアンケートの結果。入居者総会で決めました」と話すのは、施設長の西田摂紀さん。装着説明会実施の是非、また説明会後の意見をまとめた結果、「経過をみてから」、さらに積極的に「試してみたい」という意見に従って2010年7月に導入。介護付有料老人ホームでは導入第一号のケースである。

入居者の機能訓練とアクティビティーとして

導入の用途と目的は、機能訓練とアクティビティ。使用にあたっては、理学療法士1人と介護福祉士2人がサポートする。元航空機のパイロットだったAさん(85歳)はHAL®の説明会に参加し「ぜひやって欲しい」とアンケートに回答した。変則性の動脈硬化で手術して健康を取り戻したが、歩くのは杖に頼るようになった。そこで月に2回、1回30分ほどHAL®で歩行練習を行っている。訓練は8回目で、歩行器を支えにHAL®で歩くAさんは「最初は多少の違和感があったが、HAL®に慣れてくると自然に自分で歩いているようです。少しずつ歩くリズムを思い出してきている感じです」という。

Aさんに続いて歩行訓練をはじめたTさん(85歳)は、見るからにかくしゃくとしている。40年間ロードトレーニングで鍛えた身体は健康そのもので、歩行に何ら衰えはみられない。「楽しみで、月に2回やってます。おもしろいからね…」。TさんとってHAL®の歩行訓練はアクティビティの一つである。とはいうものの、PTの田倉さんの見解では「歩行姿勢が最初のころと変わって来ています。つまり、より負担の少ない正しい歩行姿勢になってこられてます。ご本人も気づかれていませんが…」と、その変化を指摘する。

身体を動かすことへのモチベーション向上に

HAL®で定期的に歩行訓練を行っているのは8人。全員が一般入居棟のみなさんで、健康で健常な方々。ほとんどの方がアクティビティのメニューの一つとして楽しんでいるが、スタッフは「それが下肢のトレーニングになっていると思います。また定期的にHAL®で歩行することによって、身体を動かすことへのモチベーション向上にも繋がっているのでは…」と話す。そして稲口社長はHAL®導入について「みなさんのQOLの向上になるなら、どんなことも積極的に取り組みたい」と語った。

さらに、特定施設事業者連絡協議会の理事も務める社長は「経過を検証し、良い結果を、ぜひ協議会で報告したいと思っています」とつけ加えた。

現在8人の入居者の皆さんがHAL®で歩行練習を行っている。全員80歳以上の高齢者だが、健康で健常。しかし、加齢にともなって下肢機能が低下しないようにHAL®を楽しみながら活用している。

「ゆとり・楽しさ・安全を実感できる施設運営がモットー」と話す稲口社長。介護付有料老人ホームにおけるHAL®導入1号として、福祉におけるHAL®の実用性、加齢にともなう機能低下の防止や可能性などをじっくりと検証していきたいという。

利用者のTさん(85歳)は、アクティビティとして、月2回HAL®で歩行練習をしている。スポーツマンであったTさんは、見るからに健康そのものだが、「下肢機能の維持のためのトレーニングとしてはいいんじゃないですか」と話す。

動脈硬化の手術後、杖に頼って歩くAさん(85歳)。障がいというほどではないが、もう一度、杖に頼らず自分の足で歩けるようになりたいと、PTの指導を受けてHAL®で歩行練習を続けている。

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