
工業化住宅の高い品質は、多くのお取引先の協力があってはじめて実現します。
大和ハウスグループでは、独自の協働体制を築き、その強い絆のもと、技術・工法等の改善活動を継続しています。
複数の協力会社が施工にあたる建築現場では、特に工程ごとに品質管理を徹底。お客さまに感動を与える品質を共に追求し、共存共栄を目指していきます。
当社グループは、施工協力先、資材調達先、設備機器調達先からなるサプライチェーンネットワークを構築しています。
よりよいパートナーシップを築くために、取引先会社行動規範の基本三原則「人権の尊重」、「法令の遵守」、「環境保全」に則った事業活動を共に展開する3つの会を運営。
各会ごとに重点課題や目標を定めて取り組みを推進することで、共存共栄を図り優れた品質を保持しています。

協力会連合会の「建築部会」には、建築系建物の施工にご協力いただく2,093社が所属。
施工現場での課題や問題点を意見交換しながら取り上げ、改善活動や技術・技能を向上させる取り組みを共に推し進めています。
当社グループが考える「施工品質」とは、品質・コスト・工期・安全・環境・モラルの6項目をバランスよく満たすこと。
この実現に向け、施工会社各社との協働体制をさらに強化していきます。


建物の品質は施工店の確かな技術と施工店自主検査、それを管理する当社の工事管理者、設計監理者の各工程における検査を実施することなどにより保たれます。「確かな技術、自主検査」の為の知識・技能を習得し技量を向上するために、また管理する立場としても管理能力向上のために、建築部会において、検査員認定更新等を継続し、また課題や問題を共有し改善活動を行いながら、共存共栄できる関係を築いています。

建築現場では、工程、工種に応じた多くのお取引先がそれぞれの仕事を請負い、高い施工品質の実現には、工程ごとに確かな品質の作りこみを行うことが必要です。大和ハウス工業では、その一つひとつの仕事が適正に行われるよう独自の技術基準を制定。チェック方法を定めた「QC工程表」等を作成し、施工段階での万全の管理体制を敷いています。
また現場における重点課題を共に抽出し、改善に向けた取り組みを継続するとともに、教育体制を整え、品質のみならず、安全の確保、環境対応、マナー・モラルにおいても配慮。信頼の高品質をお客さまにお引き渡ししています。
施工会社、工事管理者による厳格な検査体制
工事着工後は工程ごとに、「施工店検査員認定」を受けた施工会社の担当者※による「施工店自主検査」を行うとともに、当社工事管理者が「自主検査」を実施し、品質を二重に確認。さらに、基礎配筋検査、鉄骨検査、竣工検査など施工の節目には、当社工事責任者による検査を実施。責任施工体制と厳重な品質管理により、信頼の品質を実現しています。
| ※ | システム建築等当社独自工法の場合は「施工主任技能者」が検査 |
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独自検定や各種研修で、「現場力」を向上
当社が目指す施工品質を保持するには、確かな技術と知識を有する人財の育成が不可欠です。協力会連合会では、以下のような技能者検定・研修制度を整え個々のスキルの向上を支援しています。
(1) 施工主任技能者検定
システム建築など独自工法に関する技能・知識を習得。学科及び実技検定を行い、全国同一の品質を確保できる技能者を育成
(2) 施工店検査員認定講習
施工各段階での検査・管理に対し、QC工程表の内容、記録書、測定記録図の記入方法等の知識を習得
(3) 職種別研修
お客様へ良品を提供する為の取り組みとして、不具合事例に対して専門施工店への職種別研修会を実施

施工店・職方さんの提案を全国に水平展開
改善活動は、お取引先と協働で行っている、協力会活動の中での重点取り組みです。施工の効率化に向けた改善提案を、現場の職方さん※から募り発表。改善事例を全国へ水平展開するとともに、優秀賞に選ばれたものは実用化・商品化しています。商品開発に伴う費用負担などは当社がサポートし、売上のロイヤリティ配分も定め発案者の権利を保護しています。「自分の提案が現場や社会に活かされる」ことは、職方さんのモチベーションアップにもつながっています。
品質、耐久性、安全性、コスト削減に関するものなど、2010年度は1,146件に及ぶ改善提案が寄せられました。
| ※ | 職方:建設作業員 |
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より安全、エコな施工現場を共に創る
周辺環境と共生する「グリーン・コンストラクション」を目指し、2010年度も環境保全への意識を高めるさまざまな活動を実施。工事現場でのLED照明の採用もその一つですが、省エネ活動によるCO2の削減効果をブナの木の本数に例えるなど、効果を現場にわかりやすく伝えました。また、「安全の見える化」を推進するなど、施工現場における労働安全の確保に努め、2010年度は死亡災害が0件でした。

お客さまに信頼いただける品質を確保するために、現場は何ができるのか―。当社とお取引先が皆で考え検討するからこそ、成果に結びついているのだと思います。「守らなければいけない私たちの約束事」等も新たに策定しましたが、技術面だけでなくマナーや環境といった側面の品質もさらに向上させたいと考えています。

