
環境と共生し人が心豊かに生きる暮らしと社会の実現を目指して、大和ハウスグループは、住宅や建築物のライフサイクルにおける“環境負荷ゼロ”に挑戦する「環境中長期ビジョン2020」を策定。 2020年を見据えて2013年度の到達レベルを設定し、その達成に向けた環境行動計画『エンドレス グリーン プログラム 2013』を始動させています。
環境行動計画『エンドレス グリーン プログラム 2013』(2011〜2013年度)では、事業活動プロセスにおける省エネ・創エネの取り組み[ECOプロセス]を進めてCO2排出量を削減するとともに、より環境に配慮した商品[ECOプロダクツ]の開発・普及を図り、CO2排出量削減に貢献します。
また、[ECOテクノロジー]や[ECOコミュニケーション]といった領域を新たに加え、環境に貢献する取り組みをさらに前進させます。




地球温暖化問題の進行に加え、東日本大震災ではエネルギー需給の問題にも直面することになりました。住宅・建築物における対応の強化が求められるなか、当社グループでは、独自の先進技術でエネルギーを賢く使う、次世代住宅・建築の開発プロジェクトを始動。パッシブ技術※1と省エネ・創エネ・蓄エネ技術を組み合わせ、ICT技術※2を活用したエネルギーマネジメントにより、CO2排出量削減とエネルギーの有効利用を両立する暮らしの提案を進めています。
| ※1. | 自然を活かす技術 |
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| ※2. | 情報・通信に関連する技術 |
2010年7月に発売した「xevo YU」は、家のなかに風の流れを創り出すとともに、大容量の太陽光発電システムの設置を可能とする「ハイブリッドエコロジールーフ」の開発によりZEHを実現。また、国内初となる家庭用リチウムイオン蓄電池付き住宅展示場「SMA×Eco HOUSE(スマ・エコハウス)」の実証実験もスタートさせました。
パッシブ技術と省エネ・創エネ技術のさらなる進化によりZEHの普及を図るとともに、独自の蓄エネ技術とエネルギーマネジメントシステムの開発によって、2020年までに「エネルギー自給住宅」※2の実現を目指します。
住宅だけでなく、オフィスや店舗などの非住宅建築においても、2030年までにZEBの実現を目指し、環境配慮建築の開発プロジェクトをスタートさせました。2010年は、環境配慮オフィス建築の先進事例の一つとして、「三谷産業(株)新社屋新築工事」で、省エネ・創エネ・蓄エネ技術を統合したパッケージ提案を行い、国土交通省が主催する「住宅・建築物省CO2先導事業」に採択されました。
今後、オフィスに続き、店舗・ホテル・高齢者施設等をターゲットに環境配慮建築のパッケージ開発を行い、提案・普及を図っていきます。
| ※1. | ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス):消費するエネルギーが差し引きゼロの住宅 |
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| ※2. | エネルギー自給住宅:消費するエネルギーを100%自給できる住宅 |
| ※ | ZEB(ネット・ゼロ・エネルギービル):消費するエネルギーが差し引きゼロの建物 |
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実証実験を行っている「蓄電池システム」は、太陽光発電で創った電気を貯め自宅で有効利用できるとともに、自然災害により停電した際などに蓄えた電気を利用することもできます。今後、より環境にやさしく、安全・安心な暮らしをお届けするうえで必要不可欠な技術となるため、さらなる技術開発を進め、早期の実用化を目指します。

エネルギーを100%自給し、CO2排出量をゼロにするのが「エネルギー自給住宅」です。
大和ハウス工業では、その普及に向けた実証実験を「SMA×Eco HOUSE」で開始。太陽光発電システムなどで自然を利用してエネルギーを創り、創り出したエネルギーを蓄え、LED照明などの活用により節約する。さらに自然を取り込むパッシブ技術と「見える化」により、エネルギーを賢く使う生活を提案しています。

SMA×Eco HOUSEには、ICT技術を活用した独自のエネルギーマネジメントシステム「D-HEMS」※を搭載。太陽光発電システムや蓄電池などの先進設備と連動させ、家族の暮らし方に合わせて家庭内エネルギーを最適に制御します。また、エネルギーを「見える化」しているのも特長。使用状況を一目で確認できるだけでなく、「窓を開けて通風しましょう」といったエコライフの実践を促す機能も備えています。
さらに、照明やエアコンなど住宅設備機器をスマートフォン、パソコン、テレビなどのさまざまな端末で一括制御したり、外出先から遠隔コントロールすることも可能です。
| ※ | D-HEMS:ダイワ ホーム エネルギーマネジメント システム |
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千里展示場は「創エネ」設備として、太陽光発電システムに加えて太陽熱利用システムを導入しています。また、エネルギー自給住宅に必要不可欠な、充放電効率の高い「リチウムイオン蓄電池」を搭載。昼間、太陽光発電システムで創り出したエネルギーを蓄えて夜間に利用したり、深夜電力を蓄えて昼間に利用することで、CO2排出量ゼロ・光熱費ゼロを目指します。


照明家 豊久将三氏が監修したオリジナルLED照明を導入。時間帯に合わせて照明の色を調節し、必要以上の発光を抑えて省エネ性を高めるとともに、自然光に近い違和感のないライティング演出ができます。


展示場でまず感じるのは、心地よい風とやさしい光。季節や時刻によって変化する風や光を科学的に検証し、上手く室内に取り込むことで、設備に頼りすぎず環境負荷を低減します。
例えば、光と風が入る半屋外空間の「通り庭」や1階ダイニングからロフトまで風が抜けるダイナミックな勾配天井など、効果的に風が流れるプランニングをしているため、エアコンなどの助けを極力減らし、環境にやさしく健康的な生活ができます。

SMA×Eco HOUSEはエコに特化した先進的な展示場で、多くのお客さまにご来場いただいています。省エネ住宅は当たり前、太陽光発電システムによる創エネも普及してきた現在、次代のエコ住宅として一般家庭でも電気を蓄え、賢く使う時代が目前に来ています。お客さまからは蓄電池やD-HEMSをすぐにでも採用したいとの声を多数いただいています。
また、東日本大震災では電力不足に直面し、世の中全体で節電や蓄電に対する意識が高まってきています。
当社では、SMA×Eco HOUSEを通じて、賢くエネルギーを活用するエコな住まい方をお伝えしていきたいと考えています。

